SL-C1000を手にして、やらねばならないことはいくつかありました。それは例えばかつて愛用していたエディタやファイラーをインストールすることであったり、かつてのデータファイルをSDやCFに書き戻すことであったり、C1000に関する情報を集めてみたりというような事であった訳ですが、とりわけやらねばならない事として認識していたのが京ぽんとの接続であります。
SL-C3000/C1000にはUSB端子(MiniA)があり、USBホストに対応したケーブルを利用することで、ケーブル接続のみで京ぽんを利用できるというのです。もちろん京ぽんユーザーとしてこれを試してみない訳にはいきません。京ぽんでは閲覧はともかく更新作業は甚だ面倒ですからねぇ。
早速情報を集めます。とりあえずSL-C3000と京ぽんの接続に関してはここが一番まとまっているらしいという
京ぽんブログさんの「
SL-C3000とつなぐ(2)」を参考にしながら導入を開始。まあ書いてあることをなぞるだけでなんとかなるはずなので、眺めながらボチボチやっていくことにします。
手元に用意したのは
・USBホストケーブル(Sig3/SL-C3000対応品とあったもの。モバイルプラザで購入。2000円弱)
これとA-MiniBのケーブルを繋いでSL-C1000と京ぽんを接続します。
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京ぽん用ドライバ
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Tree!Explorer QT Plus+
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Zeditor
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ターミナルソフト
なお、各ソフトは
ルート権限で実行できるように設定済であります。で、記事の通りドライバを所定の位置にインストールし、属性を変更し、コマンドをいくつか打って、接続設定をこなしていざゴーという感じでせこせこやってました。しかしなぜだかモデムとしてのコマンドが通らないのです。認識あたりは基本的には問題なさげなんだけどなぁ。
よく分からなかったので、導入していた
SpecialKernelをノーマル品に戻し、もう一度コマンドを一から打ってみるとモデムとして見事パケット通信できました。再度試すつもりはないので、これがカーネルによるものかコマンドのミスだったのかはよく分かりません。ま、とりあえず使えるようになって何よりです。うまくいかない人はコマンドを最初から入力しなおしてみるとうまくいくかもしれません。
ちなみに、
My Treasuryさんの記事にもありますが、接続設定をいじると「/etc/ppp/peers/IRDAxxxxxxx」に追記した内容が消えてしまうというのは私のほうでも確認済みです。また、私は遭遇していないけれど「/dev/配下に作成したttyACM0は再起動すると消えてしまう」らしいです。どちらも対策が書いてあるので本格導入して焦る前に確認しておくと良いかと思われます。
さて次は動画を持ち歩くようにしなければ。がんばろ。