前々からベース環境の仮想化を計画しているのですが、その一環として(実用的かどうかはわかりませんが)ベースの共有を目論んでいたりします。つまり、仮想化された環境を複数のマシンから利用したいわけです。
そのためにはどこからも簡単に利用できるファイルサーバーや十分な転送速度が必要なわけですが、まあそういうのは後々検証すればいいことで、現時点でやるべきことは
・仮想化環境の構築
・それを動かすベースシステムの構築
の2点であるわけです。
デスクトップ側はまあそれなりに十分な速度で動作させることができるマシンですのであまり神経質に考えているわけではないのですが(というかTVチューナーカードやらゲームやらを動作させるためにこっちのベースはWindowsにするつもりだからもともと関係ない)、ノートパソコン側はどれも非力なのです。今メールなどを扱っているデータ用マシンのThinkpad X20はPenIII600MHzですし、もう一台ある実験用ノートのInspiron 3800もCeleron600MHzと現在の基準から見れば非力なマシンといえるでしょう。それでもネイティブでWindows2000を動かす分には十分ですので、これにどこまで近づけるかが問題なわけです。しかもベース環境も快適であるにこしたことはない。
そんなハッピーな環境に近づけるべく、最近はいろいろとベースに選択するOSを考えているわけですが、サイズやライセンス、動作速度などを考えると選択肢としてもっとも豊富なのはやはりLinuxです。というわけで最近はいろんなディストリビュージョンを漁っていたりします。
ここ数日触っているのは
ubuntuの日本語版です。最近リリースされた「Ubuntu 6.06 LTS "Dapper Drake"」の日本語化版をダウンロードしてインストールしてみています。
ubuntuというのは一風変わっていて、LiveCDでありながら、そのLiveCD環境からHDDにインストールが可能になっているようなのです。なかなか珍しいディストリビュージョンなのではないでしょうか。
そうやってインストールされたパッケージはなかなか小気味よく日本語環境が構築されていて、これだけで使う分には十分とも思えるような感じです。ただしVMware Playerをインストールしようと思ったら、通常インストールされることのないgccやmakeのインストールが必要になります。
ubuntuはDebian/GNU系のディストリですから、rpmパッケージに対応していないのはちょっと残念というか面倒というか、そういった側面はありますが、標準でサポートされているパッケージに関してはGUIのパッケージマネージャーもありますし、コマンドラインではaptも使えるようです(まだ使ってませんが)。
あと変わったところといえば、rootが基本的には使われないところでしょうかね。インストール時に作成したユーザーがsudoでrootのかわりをするのが基本らしいです。
さーて、もう少し色々いじってみますかねぇ。Gnomeがあまり好きじゃないんでKDEか、他のウィンドウマネージャーでも探してみようかなっと。