VMwareを利用してみる:3
(3)VMware Toolsの導入(Linux編)
さて、(2)で導入したVineLinuxだが、このままだと使い勝手がイマイチよろしくないと思うのではないだろうか。PCを仮想化するというその性質上仕方ないのかもしれないが、いちいちマウスもキーボードもウィンドウ内に取られていては操作が非常にしづらいと思う。また、ゲストOSがLinuxの場合なら(少なくともVineLinuxなら)ウィンドウ自体は問題ではないと思うが、WindowsがゲストOSの場合は、VMware ToolsをインストールしないとVGAドライバがない状態となり、パフォーマンスとしても使い物にならなくなる。
それらを解決するためにも「VMware Tools」の導入をお勧めする。VMware ToolsはVMware Workstationの中に含まれている(Serverにも入っている)ユーティリティで、VGAドライバの改善やマウスの扱いの改善などが図られる。これ自体はVMware Playerには同梱されていないのだが、利用自体は問題ないとのことなのでここでは利用することにする。
VMTN Discussion Forums: VMWare Tools + VMWare Player = Legal?
まずはVMware Toolsの入手から。これは先ほども述べたがVMware Workstationに含まれているものなので、VMwareからWorkstationをダウンロードする(要ユーザー登録)。Windows版なら実行ファイルなのでインストールする必要があるが、Linux:tar版をダウンロードして展開すれば展開先のフォルダ内の[lib/isoimages]の位置にWindows.isoとlinux.isoがあるのが発見できると思う。この2つのisoファイルを使うことにする( freebsd.isoやnetware.isoはとりあえず使う予定はないのでパス)。
さて、今回のゲストOSはVineLinuxなので利用するのはlinux.isoだ。これをわかりやすいようにvmxファイルと同じフォルダに置く。前回までのとおりだと[c:\vmware\test]の中になるはず。これをVine上でマウントして起動させる事にする。そのためにvmxファイルを編集する。メモ帳でも開けないことはないと思うが、文字コードの関係などで不具合が発生しても困るので、これを機にTeraPadなどのエディタソフトの導入をお勧めする。
というわけでエディタでvmxファイルを開く。vmx-Makerで作られたこのvmxファイルを開くと
と書かれた個所があると思う。これを編集して
とできたら保存して終了する。そしてVMware Playerを起動して先ほど編集したvmxファイルを開けば、linux.isoを仮想CDとしてマウントした状態でVineLinuxの環境が起動する。
無事ログインしたらCDをマウントして[VMwareTools-5.5.0-18463.i386.rpm](バージョンナンバーなどは異なるかもしれません)を適当な位置にコピーします。それが終わったらコンソールを開いてrpmコマンドでのインストール(例えば↓のような感じ)。
rpmパッケージのインストールが終わったら
を実行して設定を行う。基本的にEnterを押していくだけで完了するはずだ。ここまで終わったらVineとVMware Playerを終了させて再起動する。無事に進んでいればマウスをVMware Playerのウィンドウにとられることなく操作可能になっているはずである。
さて、(2)で導入したVineLinuxだが、このままだと使い勝手がイマイチよろしくないと思うのではないだろうか。PCを仮想化するというその性質上仕方ないのかもしれないが、いちいちマウスもキーボードもウィンドウ内に取られていては操作が非常にしづらいと思う。また、ゲストOSがLinuxの場合なら(少なくともVineLinuxなら)ウィンドウ自体は問題ではないと思うが、WindowsがゲストOSの場合は、VMware ToolsをインストールしないとVGAドライバがない状態となり、パフォーマンスとしても使い物にならなくなる。
それらを解決するためにも「VMware Tools」の導入をお勧めする。VMware ToolsはVMware Workstationの中に含まれている(Serverにも入っている)ユーティリティで、VGAドライバの改善やマウスの扱いの改善などが図られる。これ自体はVMware Playerには同梱されていないのだが、利用自体は問題ないとのことなのでここでは利用することにする。
VMTN Discussion Forums: VMWare Tools + VMWare Player = Legal?
まずはVMware Toolsの入手から。これは先ほども述べたがVMware Workstationに含まれているものなので、VMwareからWorkstationをダウンロードする(要ユーザー登録)。Windows版なら実行ファイルなのでインストールする必要があるが、Linux:tar版をダウンロードして展開すれば展開先のフォルダ内の[lib/isoimages]の位置にWindows.isoとlinux.isoがあるのが発見できると思う。この2つのisoファイルを使うことにする( freebsd.isoやnetware.isoはとりあえず使う予定はないのでパス)。
さて、今回のゲストOSはVineLinuxなので利用するのはlinux.isoだ。これをわかりやすいようにvmxファイルと同じフォルダに置く。前回までのとおりだと[c:\vmware\test]の中になるはず。これをVine上でマウントして起動させる事にする。そのためにvmxファイルを編集する。メモ帳でも開けないことはないと思うが、文字コードの関係などで不具合が発生しても困るので、これを機にTeraPadなどのエディタソフトの導入をお勧めする。
というわけでエディタでvmxファイルを開く。vmx-Makerで作られたこのvmxファイルを開くと
ide0:1.filename = "C:\vmware\test\Vine32- i386.iso"
と書かれた個所があると思う。これを編集して
ide0:1.filename = "C:\vmware\test\linux.iso"
とできたら保存して終了する。そしてVMware Playerを起動して先ほど編集したvmxファイルを開けば、linux.isoを仮想CDとしてマウントした状態でVineLinuxの環境が起動する。
無事ログインしたらCDをマウントして[VMwareTools-5.5.0-18463.i386.rpm](バージョンナンバーなどは異なるかもしれません)を適当な位置にコピーします。それが終わったらコンソールを開いてrpmコマンドでのインストール(例えば↓のような感じ)。
># rpm -ivh VMwareTools-5.5.0-18463.i386.rpm
rpmパッケージのインストールが終わったら
># /usr/bin/vmware- config-tools.pl
を実行して設定を行う。基本的にEnterを押していくだけで完了するはずだ。ここまで終わったらVineとVMware Playerを終了させて再起動する。無事に進んでいればマウスをVMware Playerのウィンドウにとられることなく操作可能になっているはずである。
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