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　このところすっかり入れ込んでいるミュージシャンがいる。大樹 ＆ Little Wingsという。彼らの音はBLUESだ。今までまともに聴いたことなんかないジャンルの音だ。

　一人でぶらぶらと彷徨い、初めて立ち寄った井の頭公園で彼らとであった。そんな気なんてまったくなかったのにも拘らず、彼らの前で足を止めた。ヴォーカルのよく通る声が自分にも届いてきた。たまたま耳にしたフレーズが心に染み込んできた。後から調べてみればアゲハという歌だった。

全てを投げ出しても　君を守りたい・・・

流れる時間の全てで　君を想うよ

君の望み　僕の望み　その全てを・・・

そう　満たしてくれる時間を　どうか一緒に・・・

　会いたい人になかなか会えないちょっとつらい自分にダイレクトに飛び込んできた。全てを懸けてでもあなたを想いたい。そんな歌を歌ってる人がいるということが心地よかった。

　その後歌っていたDear friendも、SPARKLING WOMANも、ギスギスして苦しんでいた自分の心を溶かすように染み込んできた。

Dear friend　その目に映る世界を少しでも見せてよ

そこに　あぁ　悲しみがあるなら　それを少しでも分けてよ

そうだから僕は君が沈んでいる時は慰めるよ

君がくれたチカラでまた僕が君を救える事



ただ　嬉しい　嬉しい

ただ　嬉しい　嬉しい

　自分が感じていることと、同じようなことを感じて歌っている人がいる。それがとても嬉しくて虜になった。できる限り日曜に井の頭公園に足を運ぶようになったここ数週間の習慣は、彼らの歌がその理由のひとつだ。

　１７日の土曜日、彼らは自由が丘でワンマンライブを行うそうだ。休日出勤な明日ではあるけれど、できることなら行ってみたいと思う。唯彼らの歌が聞きたい。

　なお、最初のほうでリンクした大樹のグルーピーワールド内のMusicのページで上記３曲をはじめ、多くの曲を聴くことができる。ちょっとでも気になった人は聞いてみていただければ幸いだなと思う。