今日はクタクタな一日だった。
ここ数日精神的にきてる状況で、自分の仕事も遅々として進まず、会社として優先しなきゃならない仕事も少しずつずれていく。
いろんなところで神経をすり減らし、仕事が終わったときには飯よりも帰ることよりも泥のように眠ってしまいたいと思うほどに心身ともに疲弊していた。自分の仕事よりも他人の仕事を優先して、得られたものはほとんどの社員よりも遅い帰宅とただ疲れ果てた自分自身だけだった。今日の自分の仕事振りが評価されることはないのだろう。たとえ会社のためと思えども自分に課せられた仕事の進捗状況を考えれば上司の心象はかなり悪いだろう。
駅のホームで電車を待ちながら、何の気なしに「あー、駅から電車に飛び込む人ってのはこんな濁った目をしてるんだろうなぁ」と自分で思うような死んだ目をしながら電車に乗り込んだ。そのまま眠りに落ちて意識を失い、それでも降りる駅の直前には目を覚ました。慣れというのは不思議なものだ。
ふらふらと電車を降りる。改札を抜けて外へ出ると雨。不幸なことに手持ちの傘はない。朝、自分が出社するほんの少しの時間降っていなかったので持たずに出てしまったためだ。
「まったく、ついてないもんだ。」
そうぼやきながら雨の中を急ぎ足で帰ろうかと思ったところで高架の下でラジカセを持参して歌を歌っている女性がいた。
普段だったら気にもせず帰っていたはずだ。事実一度はそうして帰りだしたはずなのだ。なのに私の足はまた駅まで戻ってきた。高架下の雨がしのげる場所で、その女性が歌うのをそれとはなしに聞いていた。
疲れてるせいで歌詞はほとんど聞いてなかった。けれどいい声で歌っていた。それだけは覚えている。一度帰りかけた自分がまた戻ってくるほどその声が気になった。
最後にチラシをもらって帰ってきた。OZONE Recordsというところに所属する華子というアーティストだそうだ。
今日はクタクタで散々な一日だった。けど、最後の最後でちょっとだけ幸せになった気がした。相変わらず雨は降ってるし傘はないけれど、家路に向かう足取りはさっきまでよりほんの少しだけ軽くなった気がした。
いろんなところで神経をすり減らし、仕事が終わったときには飯よりも帰ることよりも泥のように眠ってしまいたいと思うほどに心身ともに疲弊していた。自分の仕事よりも他人の仕事を優先して、得られたものはほとんどの社員よりも遅い帰宅とただ疲れ果てた自分自身だけだった。今日の自分の仕事振りが評価されることはないのだろう。たとえ会社のためと思えども自分に課せられた仕事の進捗状況を考えれば上司の心象はかなり悪いだろう。
駅のホームで電車を待ちながら、何の気なしに「あー、駅から電車に飛び込む人ってのはこんな濁った目をしてるんだろうなぁ」と自分で思うような死んだ目をしながら電車に乗り込んだ。そのまま眠りに落ちて意識を失い、それでも降りる駅の直前には目を覚ました。慣れというのは不思議なものだ。
ふらふらと電車を降りる。改札を抜けて外へ出ると雨。不幸なことに手持ちの傘はない。朝、自分が出社するほんの少しの時間降っていなかったので持たずに出てしまったためだ。
「まったく、ついてないもんだ。」
そうぼやきながら雨の中を急ぎ足で帰ろうかと思ったところで高架の下でラジカセを持参して歌を歌っている女性がいた。
普段だったら気にもせず帰っていたはずだ。事実一度はそうして帰りだしたはずなのだ。なのに私の足はまた駅まで戻ってきた。高架下の雨がしのげる場所で、その女性が歌うのをそれとはなしに聞いていた。
疲れてるせいで歌詞はほとんど聞いてなかった。けれどいい声で歌っていた。それだけは覚えている。一度帰りかけた自分がまた戻ってくるほどその声が気になった。
最後にチラシをもらって帰ってきた。OZONE Recordsというところに所属する華子というアーティストだそうだ。
今日はクタクタで散々な一日だった。けど、最後の最後でちょっとだけ幸せになった気がした。相変わらず雨は降ってるし傘はないけれど、家路に向かう足取りはさっきまでよりほんの少しだけ軽くなった気がした。
2004/06/25 Fri 19:32 | - | -