VMwareを利用してみる:6

2006.06.07 Wednesday 16:31
たつや



お次は[Disk Size]だ。好きな容量を設定すればいいのだが、気を付けるのは[Allocate all disk space now]という項目だ。ここにチェックが入っていると、HDD上に先ほど設定した容量と同じサイズのファイルが作成される。仮にディスクサイズを10GBに設定したとすれば、10GBのファイルが作成され、そのぶんのディスク容量が消費される。最初から作成してある方がパフォーマンスはいいようなので、余裕があればチェックを入れておいてもいいと思うが(デフォルトではチェックが入っている)、仮想マシンのバックアップなどを考えているようならチェックを外した方がサイズがコンパクトになるので便利だと思われる。その下の[Sprit disk into 2GB files]はチェックが入っていれば仮想ディスクのファイルを2GBごとに分割する。

ここまで終えて[Finish]を押せば、ひとまず環境はできあがる。しかし、このままでは諸設定がデフォルトのままなのでいくつか変更を行うことにする。

メイン画面に戻ってきたら[Inventory]で先ほど作成した仮想マシンを選択して[Edit virtual machine setting]を押す。そうすると今の仮想マシンの設定が呼び出されるので必要な箇所に変更を加える。例としてまずはメモリの設定を変更してみる。[Hardware]タブの[Device]から[Memory]を選択すれば、セッティング画面の右側に変更するためのバーと数字が表示される。デフォルトでは256MBになっているが、減らしたいと思えば128MBなどに、増やしたいと思えば512MBなどに変更する。変更項目はすぐには反映されず、[OK]を押したときにまとめて適用される。

インストールの際にはVineのisoイメージを使うので、CDの設定でisoイメージを指定する。ついでというわけでもないが仮想HDDも変更しておくことにする。ウィザードで作成された仮想HDDは何故かSCSI接続になっている。これを変更してIDE接続にすることはできないようなので、このHDDを一旦削除して新たにIDE接続の仮想HDDを作成する。削除は非常に簡単で[Device]にある[HardDisk(SCSI 0:0)]を選択して、リスト下部にある削除ボタンを押すだけだ。削除した後はその隣にある[Add...]ボタンを押す。一番上にハードディスクがあるはずなのでそのまま[Next]を押して進める。次の画面では[Create a new virtual disk]を選択して進める。このとき[Use an existing virtual disk]を選択すると、先ほどまで認識していたSCSI接続の仮想HDDが簡単に発見できるが、これを選択すると結局同じSCSI接続のディスクが見えるだけなので、ここでは新規に作成しなおす。次の画面では[Virtual Disk Type]が出てくるので、ここで[IDE]を選択する。あとは容量など先程と同じように設定すれば完了。デフォルトで作成すれば[IDE 0:0(プライマリ:マスター)]に設定されているはずだ。

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[Serene Bach 2.04R]