携帯電話というものに対する疑問

2006.05.10 Wednesday 14:07
たつや


----

街に出かけますと、時折「携帯電話の電源を切るように」という場所に出くわします。例えばそれは病院であったり、電車の優先座席の側であったりするわけですが、私の疑問というのはこれに関してなのです。

ペースメーカーや補聴器など、携帯電話の電波の影響を受けやすい(もすくは受けてしまうと深刻な問題に繋がる)医療機器というのは確かに存在すると思うのです。しかし、そうであれば何故それを「利用者の良識のみに頼った」やりかたで制限しようとするのでしょうか。

実際どれくらいの距離で誤作動が、などというのはまあ大きな問題でもないと思います。ペースメーカーの場合22cm以上あければ誤作動は起こらないはずとなっていますが、それもまたそういう距離の問題だけではないでしょう。

私の疑問というのは、「どうして使ってはならないものが使える状態になるのか」ということです。病院なんて電波が入らないようにしてしまったほうが安全でいいんじゃないですかね。いちいち電源を切るよりも元々の効果が出てしまわないようにしたほうがはるかに確実で効率がいいと思うのです。

といってもまあいろいろな問題があってそれも難しいのかも知れません。で、もうひとつの疑問なのですが、「何故携帯電話は電波をカットすることができないのか」ということなのです。

要は電波のやりとりが危険なだけであって、携帯電話のそれ以外の部分は関係ないはずなのです。最近は携帯電話を時計代わりにする人も多いでしょうし(私もそうです)、携帯電話のゲームで暇つぶしという人もたくさんいるでしょう。そういった機能は電波云々とは関係なく利用できていい機能だと思うのです。だからこそ電波だけをカットするような機能が、携帯電話側にあってもいいんじゃないかなと思うのです。そんな機能なんてスイッチひとつで実現できそうな気がするんですけどね。大して難しいものでもないでしょう。

世に出て10年も経つのだから、携帯電話と医療機器の問題はそろそろ違う次元での歩み寄りを見せてもいいんじゃないかなと思うわけですよ。影響を及ぼさずに、使っていい機能は使える携帯電話というものが、そろそろ登場してきてもいいのではないでしょうか。

[7] beginning...
comments (2)
trackbacks (0)


<< 家でボーっと
公園 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]