響くもの
2005.10.01 (土) 15:45
たつや
Tokyo Towerという写真集を本屋で見かけた。それをパラパラと眺めていると、一枚の写真に目をひかれた。
ただぼうっと眺めているだけでも心を奪われるような写真というのがある。写真にはそういう力がある。色が綺麗だとか被写体がいいとかそういった理屈ではなく、そういうものを飛び越えてダイレクトに魂に響く写真がある。
そういう写真に出会ってしまうと自分の似非写真家としての根幹が疼く。全てを投げ出して、カメラとフィルムと三脚を共に、あても時間も何もなくても、心の赴くままに彷徨いたくなる。
そうしてこの永遠の一瞬を、切り取ることに、残すことに、喜びを見いだしたくなる。同じ時は二度とは巡ってこない。この一瞬を切り取るにはこの瞬間しかなく、それを後悔で終えたくはない。そう思えばこそ、今出来得ることを精一杯やろうと思う。
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