私とMZ-5

2005.03.07 (月) 08:36
たつや


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PENTAX MZ-5。それまでのAF機Zシリーズはサイズが大きくさして気の引くものではなかったが、そこから一転、新たに登場したMZシリーズのコンパクトさは持ち出しやすさを重視する私にもいい感じに魅力的だった。

そして、そのMZシリーズ最初のマシンMZ-5は、原点回帰とでもいうべき直感的なダイヤル式を採用した非常に分かりやすいカメラであった。絞りリングとシャッターダイヤルをそれぞれに動かせばフルマニュアル露出、共にオートにすればプログラム。何もしないお手軽AF&AEからフルマニュアルまで直感的に使えるということがとても魅力的だったのだ。

当時利用していたカメラ、MEでは露出はカメラ任せでオートにせざるを得なかったのが若干不満であった。それを解消しつつ、いざというときは(結局当時からほぼピントはマニュアルだったのだが)AFも使えるという点がとても魅力的だった。

欲しい。当時は今よりも断然ビンボーだったはずだが、それでもこいつだけはマジで欲しいと思った。結果として標準ズームとセットで購入し、ずっと愛機として愛用してきたわけだ。

そんな思い入れのあるカメラだが、大学を出るときに後輩に譲ったのだ。それから約6年。今日こうしてまた手にすることになった。改めて手にしてみて、やはりいいカメラだと思う。直感的な操作とほぼすべてのレンズが使用可能というアドバンテージ、そして手抜きも可能という(笑)ポイントを考えるとやはり使い勝手はいいなと思う。それでもシャッターを1枚1枚切っていくというマニュアル巻上げのカメラもやはりそれはそれで大事だなと思う。要は贅沢なんすかね(笑)

長々と書いてみたものの、結局のところまたカメラを買ったのである。んでもって気に入っておるのである。ならいいではないか。そうやって自分を慰められるほどには大人になったのである。

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